「今よりもっと」をカタチに。
牟田鉄工有限会社
 
 
 
 
 
 
2024/6/28

ロータリーバルブの軸修理

『ロータリーバルブの軸が曲がって使えないので早急に作り直して欲しい』
 
とお客様から連絡が入りすぐに現物を持って来られました。
 
 
持ち込まれたロータリーバルブのロータリー軸。
全体的な傷み具合は少ないですが右側の軸端が曲がっています。
紛体用ロータリーバルブの軸が壊れたため修理実施。
 
 
稼働中に何らかの負荷がかかったと思われます。
結構ぐにゃっと曲がってますね(^^;)
駆動側の軸端が高負荷で曲がってしまったロータリーバルブの軸。
 
現物の状態を確認してそのままの状態をまずはスケッチ。
 
スケッチしたら軸と回転羽根を取り外しにかかりますが、『どうやって組んでるの???』となる組まれ方をしてました(^^;)
 
 
溶接の跡が2ヶ所。
 
・ピンを打ち込んで溶接?(多分)
・ピン深さはどこまで?
・まさか焼き嵌め?
 
等々、とにかくやってみないと全く分からないので溶接の跡部を攻めていきます!
 
 
 
・・・んが!!!
 
 
かったっっっ!!!(◎o◎;)!!
 
 
焼きが入っているのか工具がまともに入りません(笑)
 
念のため工具を高硬度用の工具に替えて再トライ!すると何とか溶接個所が削り取れて打ち込まれていたピンが見えてきました!
 
ピンを確認して硬かった理由を理解し、結果的にはピンをそのまま削り落としました。
 
 
軸を取り外した回転羽根。
バラスのに苦労しました(^^;)
ロータリーバルブの回転羽根から試行錯誤しながら軸を抜き取り。
 
 
取り外した軸。
ある程度曲がりを取って再度スケッチ。
傷んだロータリーバルブの回転軸を回転羽根から抜き取って丁寧にスケッチ。
 
スケッチ図を基に軸を製作し、組込む向きに注意しつつ軸と回転羽根を組んで固定。
 
固定の方法も一工夫して上手いこと固定しました(^^)/
 
 
無事に修理完了したロータリーバルブの軸。
突発対応で無事に修理が完了したロータリーバルブの回転軸。
 
修理完了後、お客様に連絡するとキレイな復旧と早急な対応を喜んで頂けました(^^)
 
『ありがとう』の言葉を頂けるのは本当に嬉しいですね(^^)
 
これからも製造現場のチカラになれるよう精一杯努めて参ります!