2024/12/30
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難!!ベアリングケース補修 |
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『ホームページを見て連絡しました』と、関西の方からお電話を頂きました(^^)/ 依頼内容を確認したところ、 『モーターケースのベアリングハウジング部が傷んでいるので補修してもらいたい』 とのことでした。 そのような補修は牟田鉄工では何度もしているので、”できると思います”くらいの感覚で返答したところ写真を送られてきたのですが、 !!?ん??か、カタチが!!? 想定していた通常補修している分の形状とは外観がかなり違ってました(^^;) 難易度は上がりますがどうにかして上手いことすれば補修は可能だろうと判断し、お客様に伝えたところ品物を送ってこられました。 関西地区から送られてきたモーターケースのカバー。 各々中央のベアリングが入る部分を補修するのですが、 形状がかなりいびつです(^^;) と言うか、軽っっっ!!!(^^;) 取り敢えず現状を確認するため一通り穴径・深さ・厚みを全て測定します。 この特徴的なケースの形状、分かる方はどこで使われているか分かると思いますが、めちゃくちゃ軽いですね(^^;) ・・・肉厚がかなり少ないし、これはチャッキングが大変です(^^;) 補修の為の肉厚が殆どないものもあります。 その傷どこから来たの?中心はどこ?みたいな分もあります。 チャッキング面の凹凸が激しく、 掴む位置も不安定です(^^;) 補修内容自体は普段行っているのと同じなのですが、このカタチがネックな上、軽い&薄いも重なってかなり難易度が高い補修となりました!! 掴み方や加工の手順を慎重に考え、一つ一つ丁寧に対応していきます! 前加工、リングスリーブ入れ、仕上げ加工、全ての工程を汎用旋盤で行いましたが、めちゃくちゃ気を遣いまくりました(^^;) 仕上り寸法は完璧と言っても良いレベルで穴径・深さ共にキレイに仕上がりました(^^)/ 職人さん、頑張って削ってくれました(^^)/ 慎重に慎重に加工し全ての補修が無事完了しました! 寸法も完璧です!! 補修後の状態。 薄いリングスリーブがキレイな状態で付いてます。 芯出しやリングスリーブの固定、固定後の仕上げ、 相当に集中して行いました!! 完成後、お客様の元に配送すると、 『大変素晴らしいです!ありがとうございました!またお願いします!』 とのご連絡がありとても喜んで頂けました(^^)/ かなり難しい依頼内容でしたが、職人さんも頑張って丁寧に加工してくれて無事に納めることができホッとしてます(^^) このような感じで2024年も様々なお客様から多種多様のご依頼を頂き、臨機応変に精一杯対応させて頂きました。 新しいご縁も多数あった一方でお問い合わせ頂いても残念ながら対応不可の場面も多くありましたが、来年も引き続き牟田鉄工として対応できる範囲内で精一杯対応させて頂きます!! ☜次へ 前へ☞
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