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牟田鉄工有限会社
 
 
 
 
 
 

キー溝加工

 
 キー溝加工は、キー幅が5mm~28mmでは主に「ブローチ盤」で行い、止まり・幅小・幅大などの特殊な場面になると「スロッター」で加工しています。
ブローチ盤(平行キー)

溝幅5mm~28mmまでの新JIS・旧JISに対応しております。
JIS規格外の穴径の場合、やといを現物に合わせて製作してブローチ加工を行います。

ブローチ盤(勾配キー)

最近は少なくなりましたが、1/100の勾配キー加工もたまに行っています。

関連ブログ⇒勾配キー溝加工
スロッター(止まり)

ストレートに貫通していない穴の内側にキー溝を加工する場合もたまにありますが、その場合はブローチ盤での加工が不可能なのでスロッターで加工を行います。
穴底面へバイトを突き当てないようにヌスミの位置とバイトを上手く調整し、慎重に加工して行きます。

関連ブログ⇒止まり穴のキー溝加工
 
 
ダブル(ブローチ盤)

装置物で回転方向の力が強力に掛かる場合、ダブルのキーを切る事があります。
ダブルの場合、位置を正確に合わせないと軸と組み合わないので、やといを製作したり、フライスで加工位置を削ったり等を行ってきちんと組めるように加工しています。
 
スロッターでダブルのキー溝を切る場合もあります。
 
止まり穴のキー溝修正
(スロッター)

止まり穴にキー溝が加工している現物で、キー幅を大きくする修正加工も行っています。
通りを確認してケガキ線を慎重に引き、スロッターに乗せ再び慎重に通りやバイト高さを段取りし、慎重に加工します。
丁寧に作業しないと一発でやり損なう可能性があるので、特に集中して加工します。
 
角穴加工(スロッター)

キー溝加工ではありませんが、スロッターを使って角穴の加工も行っております。
 
スロッターはバイトが単純に上下するだけなので、下のテーブルを同時に動かして色んな形状に加工して行くシンプルな構造ですが、バイトの形状や刃物の持って行き方次第で色々な形が削れるので、使い勝手の良い機械です。