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2024/6/14
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モーターカバー『ベアリングハウジング』補修 |
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モーターの両端カバーに軸受としてそれぞれベアリングが入っているのですが、そのベアリングが入る、 『ハウジング部の穴径が長年の使用で大きくなっていたので補修しほしい』 とのご依頼をお客様から頂きました。 ベアリングの固定が甘くなってくるとモーターは高速回転しているので振動が大きくなって異音が出たり軸が振れ出したり色々な不具合が出てきます。 きちんと固定できている時は問題ないのですが、一旦甘くなりだすとどんどん状態は酷くなってくるので早めの処置が大事になります。 補修内容としては色々な方法があるのですが、牟田鉄工では 『スリーブを入れての補修』 をよく行っています(^^) お客様からの依頼でこれまで色々な大きさ・形状のケースのハウジング部補修をしてきましたが、 ・・・なかなかに気を遣います(^^;) と言うのも、 ・『芯出し』:芯がズレると軸が真っすぐ回転できない ・『チャッキング』:掴みにくさに加え、強すぎる=ワーク取り外し後に内径が変形する 弱すぎる=加工中にワークが外れて大惨事! ・『寸法精度』:穴径の狙い寸法公差が+0.005mm どの工程も少しのミスが一発アウト!!になるので汎用旋盤を使って慎重に丁寧に行っています! ハウジング部補修加工完了後の状態。 寸法公差は狙い通りに入りました(^^)/ ![]() 難しい依頼内容は大変は面もありますが、無事に加工が完了した時の喜びは大きいです(^^) |
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