「今よりもっと」をカタチに。
牟田鉄工有限会社
 
 
 
 
 
 
2024/12/15

パウダーカップリングの分解

『パウダーカップリングのついたプーリーを取り外して欲しい』
 
とお客様から連絡があり、パウダーカップリングがモーターに付いた状態で持って来られました。
 
 
・・・パウダーカップリング!!?
 
 
パウダーカップリングを調べてみると、
 
『ケースの中に小いさな鉄球が大量に入っていて、その鉄球が回転時の遠心力で集まって塊になり、その塊が羽根の隙間に入り込んでモーターの回転力をプーリーに伝達する』
 
というような感じの仕組みになっていました。・・・・言葉では説明しにくいですね(^^;)
 
 
取り敢えずパウダーカップリング自体の構造は大体理解できたので分解に取り掛かります!
 
 
お客様が持って来られたパウダーカップリングのついたモーター。
正面から。
 
 
上から。
左側がモーター。
カップリングに5本掛けのプーリーが組まれています。
 
小さな鉄球がいっぱい入っているとのことなので分解時に飛び散らないようにビニールを敷いてフタを取ってみると・・・・
 
 
なるほど!!!
ちっっっっっっさな鉄球がじゃんじゃん出てきました(笑)
 
 
下の黒い部分が出てきた鉄球です。
鉄球というより砂といったレベルの小ささで、
ざっと2kg分入ってました。
 
 
サイズがかなり小さいので狭い隙間にもビッチリ入ってます(^^;)
見た目的にもなかなかインパクトがありますね(^^;)
 
プーリーを取り外す為にパウダーカップリングのケース・羽根を取り外し、今回のターゲットであるプーリーを取り外しました。
 
 
プーリー取り外し完了!
終わってみると写真のようにシンプルな状態ですが、
淡々とは進みませんでした(^^;)
 
パウダーカップリング自体の仕組みは大体分かっていましたが、プーリー周りの構造がどんな状態なのかが全く分からなかったので色々思案しながら取り外しました。
 
 
パウダーカップリングの軸部(左)と
プーリー(右)
 
パウダーカップリングを筆者は初めて手にしましたが、よく考えられた仕組み・構造でメーカーの技術力の高さに感心しました(^^)
 
取り敢えず無事にプーリーが取り外せてお客様にお返しできたので良かったです!
 
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