2024/4/29
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東北地方からウォームギアの修理依頼①分解・現状確認 |
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東北地方で事業をされてる方から、 『ギアボックスの修理可能でしょうか?』 との連絡がありました。 ・・・東北!!? 最近、牟田鉄工のホームページを見てからのお問い合わせ・ご注文がありがたいことに福岡県内に限らず九州・中国地方、遠くは関東地方の方からも頂けるようになりました。 それが更に遠い東北地方の方からも頂けるようになるとはホームページ開設時には思いもしませんでした(^^) 『一度ギアボックスの現物を送るので修理対応不可の場合は返送下さい』 との事で早速ギアボックスを送って来られました。 当然ながら図面はありません。 東北地方から到着したギアボックス。 ![]() 手のひらサイズの小さいギアボックスです。 ![]() 手で回して見ると当然ですが動きません(^^;) ギアが傷んで変な噛み方をしている感じです。 取り敢えず構造が分かるまで分解してしてみます。 分解したギアボックス。 ビス、止め輪、他、を外して中身を取り出しました。 ギアは歯型ゲージを使って確認します。 ![]() ボックス自体は小さいのですが、分解するのには少々コツが必要でした。 分解してみるとウォームホイールとウォームの両方がかなり傷んでいました(^^;) 傷んでいたウォームホイール。 小さいギアの為モジュールが小さいですね(^^;) ![]() この状態まで分解してみたところ、”修理可能”と判断できたのでそれをお客様にお伝えすると、 『修理お願いします』 との返事を頂いたので、ここから組まれているパーツを全部分解してスケッチ・寸法の取り合いを確認していきます(^^)/ ウォームホイール側を分解。 簡単にはバラせない組み方をしていました。 ![]() この他にも構成している各パーツは多くありませんが、それぞれ組み方にノウハウがあり簡単に外れない構造になっていました。 しかしながら構造・ノウハウ等ありますが、この修理の中で最大のポイントはなんと言っても、 ”ウォームとウォームホイールの歯切り” になります! またその前に歯切りができる為の条件として、 『噛み合いのピッチを正確に測定』 して各条件を歯切り屋さんに伝える必要もあります! と言う事で今回も牟田鉄工の腕の見せ所になります(^^)/ |
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