2024/3/31
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電磁ブレーキオーバーホール②部品製作・組込み・動作確認 |
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分解した電磁ブレーキの各パーツを細かくチェックして修理・手入れ・新作を行い組み戻します! オン・オフ時の衝撃が繰り返される電磁石の周りも汚れが酷くて傷み具合がハッキリ分かりませんでしたが、キレイに清掃することで不具合部分が現れました。 カバーのボルトが折れていたり、上下にスライドするパーツが中で折れていたりと他にも色々傷んでいましたが、丁寧に修理をして動作的に問題無い状態に復旧しました(^^)/ 『保全は清掃から』。とても大事ですね(^^) 電磁石のカバー取付ボルトの折れ込み処理中。 小さいボルトが埋まり込んでいたため、 『ボルトを除去⇒タップでネジさらえ』 で修理対応しました。 小さいのでかなりし辛いですが慎重に行いました。 ちなみに、カバー取付部分は写真の反対面にも数か所ありますが、正面・反対面のほぼ全てのボルトが折れ込んでいました(^^;) 他にもリンク機構の傷んでいたプレートやボルトやピンをスケッチ&新作し、各部品の修理・手入が完了した後塗装をして組み戻しました。 組み戻し中。 取付の順番や場所を間違わないよう確認しながら 組んでいきます。 ブレーキシューはかなり減っていたためブレーキシューを専門に扱っている業者さんに現状を説明して新作してもらいました。 新作してもらったブレーキシュー。 角度・寸法・取付バッチリでした! さすが本職です(^^) ブレーキシューを取付けたら取りあえずは完了なのですが、 ”動作確認と調整” が最終的に一番大事になるので、現場に備え付けのブレーキドラムと同じ寸法のダミー材を作って固定して現場の状況を再現して動作確認することにしました。 この確認をせず持ち込んで万が一動作不良を起こしてしまったら今までの頑張りがパーになってしまいますので(^^;) ドラムと同じ寸法のダミー材を中で固定。 動作確認と調整を実施。 電源をつないでオン・オフを行うと電磁石がバチッ!!と効いて正確に動いてくれました。 動作は問題ないと分かったので、構造と締付ナットの動きを理解して調整方法を全員で確認しました。 調整前は、 ・どのナットをどう動かせばどんな動きをする? ・調整に一番大事なナットはどれ? が分からなかったのですが、色々と試して動きを確認していたら『このナットをこう動かせばOK』が理解できたのでこれで現場に持ち込んでも落ち着いて調整ができます(^^) と言うことで電磁ブレーキ本体の修理は完了しました! あとは現場に設置しなおして現場装置の動作確認をする作業になります! |
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