2024/3/24
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電磁ブレーキオーバーホール①現場確認・分解・スケッチ |
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長年お付き合いのあるお客様から、 『機械を上下させるブレーキ装置のブレーキの効きが悪いので見て欲しい』 との連絡を受けたので現場に確認に伺いました。 その現場で稼働している設備については長年メンテナンスをさせてもらっていましたが、ブレーキを扱うのは今回が初めてになります。 ※ちなみに図面はありません。 現場の設備に設置されているドラム型電磁ブレーキ。 入り組んだ場所にあって作業がなかなか困難です(^^;) このドラム型電磁ブレーキ装置は大きな天井クレーンなどでよく見る構造で、カップリングで繋がれたブレーキドラムをブレーキシューで挟んで動きを止める仕組みになっています。 外から見ただけではブレーキ装置を構成している各パーツの傷み具合が分からないので、一旦全部バラして装置を持ち帰り調査します。 装置取り外し後に取り残されたブレーキドラム。 このブレーキドラムは傷みが少なかったのと、簡単に取り外しができなかったのでブレーキドラムのみを残して本体を持って帰ります。 ブレーキ装置。 各パーツが傷んだり固まったりしていました。 ブレーキシューもかなり減っていました。 ここから更にバラバラに分解していきます。 各パーツを完全に分解。 どこのどの部分に組まれていたかを再現できるように アイマークを入れながらバラします。 この後、手入れ掃除⇒寸法測定⇒スケッチを行い、傷んだパーツを作り替えて行きます! ブレーキシューに関しては牟田鉄工での製作は不可のため、ブレーキ屋さんにお願いして現物と同様に作ってもらいます(^^) |
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