2023/4/4
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減速機のギア修理④ギアを焼嵌め&組立⇒完成!! |
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ネジ歯車が完成したので最終工程の組立に参ります(^^)/ まずは歯車を軸に『焼き嵌め』! 入れミスらないようにクリアランスを確保して慎重に入れます。 製作した砲金のネジ歯車を軸に焼き嵌めしたところ。 問題無く組めてガッチリ固定されました(^^) 製作した砲金の相方のネジ歯車(右の分)も慎重に焼き嵌め。 左にある砲金の分はウォームホイール(現物まま)です。 この焼き嵌め作業は何度やっても緊張しますね(^^;) と言う事でこれで全ての軸が完成したので元通りに組み戻して行きます! これらのパーツを減速機に戻して行きます。 分解した順番を確認しながら丁寧に組みます。 スムーズに減速機が動くようグリスをしっかり塗布しながら進めます。 順調にパーツが組まれて行きます。 中に使われていた部品もそっくりそのまま組み戻します。 ウォームホイール軸まで順調に入りました。 ウォームホイール軸に今回製作したネジ歯車(鉄の方)も組まれており、ここに今回のメイン『砲金のネジ歯車』が噛み合って入るのですが果たして・・・? おおおぉぉぉ!!! めちゃくちゃ良い感じで収まりました!!!(^^)/ ネジ歯車同士がキレイに噛み合って収まりました! 噛み合いもバッチリでスムーズに手で動かせます! 最後にカバーをして出力側のスプロケットを元通りに組み、無事修理は完了しました(^^)/ 装置物を実際に現場に設置した際、問題無く動くかどうかの大きな判断基準として、 『動力をかけずに手で動かすことができるのか』 があります。 無理な組まれ方をしていた場合、手で動かせなくても配線をして動力をかければ無理矢理でも動かすことができるのですが、まず傷みます。 最悪の場合故障します(^^;) 『人間の力で動かせる=無理な組まれ方をしていない』 となる場合が多いので、その感覚を大切にして組立や修理の際の大きな判断基準にしているのですが、 今回も手で動かすとかなり良い感じにスムーズに回せたのでベストな状態での復旧との判断に至りました(^^) この状態なら実際に動かした際、問題無く動いてくれるはずです! 無事に減速機が復旧しました! 外から見ただけでは変化なしではありますが(^^;) 『ネジ歯車が問題無く噛み合え、尚且つスムーズに動くのか』 の部分でソワソワしましたが、 ・減速機をスケッチする際に正確に寸法を測れた ・ギアピッチを正確に測れた ・歯切り屋さんとの擦り合わせが上手く行った ・完璧な歯切り 等のお陰でバッチリ復旧することができました(^^) 修理モノは毎回自己責任になるので責任重大になりますが、上手く出来上がった時は何とも言えない達成感があります(^^)/ 減速機を納品後、後日お客様から連絡があり、 『問題無く動いています。早急な復旧ありがとうございました』 との嬉しいお言葉を頂きました(^^) これからもお客様の『困った!!』に一つでも多く対応できるよう精一杯努力して参ります! |
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