「今よりもっと」をカタチに。
牟田鉄工有限会社
 
 
 
 
 
 
2023/2/5

特殊なレバー製作(難!内径とキー溝加工)

特殊なレバーの製作依頼をお客様から頂きました(^^)
 
材料~溶接~機械加工の工程の中で特に機械加工での穴径とキー溝の加工が難しかったです(^^;)
 
 
完成した特殊なレバー。
穴径は大きい穴が2個共Φ30H7、キー幅10H7。
ちなみに小さな穴の方はΦ14H7です。
特殊レバーの製作は穴径やキー溝等ずっと頭を捻る加工の連続でした。
 
穴径だけ見ればいたって普通なのですが、その長さがヌスミ無しの100Lと150Lもあるのでビビリが出ないようにするのに苦労しました(^^;)
 
使う工具(バイト)を色々試しながら無事削ることができました(^^)
 
 
そして加工でもう一つ苦労したのが『キー溝加工』でした。
 
 
今回の長さに対応できるブローチ盤のヤトイは新しく作ったのですが、いざブローチ盤でキー溝を加工できる状態までなった時に『バランスをどうやって取ろうか?』で苦戦しました(^^;)
 
ですが、ここでも頭を捻って工夫することでしっかりとバランスを取り、キー溝をバッチリ加工することができました(^^)/
 
 
キー溝加工をする際にバランスが悪すぎる為、
バランス取りにそれぞれの穴で神経を使いました。
フライス盤での穴径加工とブローチ盤でのキー溝加工のかなり難しい加工を持っている技能を駆使して完璧な精度で完了!
 
今回は穴径加工とキー溝加工で苦戦しましたが、これとは別で意外と大変だったのが『キー溝位置のケガキ作業』になります。
 
穴の通りに対してキー溝の位置が直角ではなく度数を倒した位置にあったのでケガキ線を入れたのですが、変形物で固定も難しい上に角度が付くので頭を捻って段取り・ケガキを行いました(^^)
 
今回はずっと頭を捻る作業の連続でしたが、図面通りに加工が完了して無事に納品できたのでホッとしました(^^)