「今よりもっと」をカタチに。
牟田鉄工有限会社
 
 
 
 
 
 
2022/5/7

材料搬出&投入装置の設計・製作①現場スケッチ&ゼロからの設計

牟田鉄工の得意分野の一つ、
 
『設備の改造(現場合わせ)』依頼をお客様から頂きました!!!
 
 
内容的には、
 
現場に特殊なコンクリートの素材をかき混ぜる装置があり、
 
①その装置から吐出される材料を受け入れる容器を製作
 
②その容器を奥から手前に引張り出す
 
③更にその容器に入っている材料を別の装置にそのまま直接投入できるようにする
 
と言うものです。
 
 
文字にするとこんな感じですが、ハッキリ言って難易度が高いです(^^;)
 
 
と言うのも、
 
・装置の吐出口がかなり奥まった場所にあり、
 
・しかも吐出高さが低く(=狭い)、
 
・更に地面には角パイプが何本も通っている
 
・また、引き出し後にそのまま投入する装置の制限もある
 
ので条件がとても多いのです(^^;)
 
 
大変な任務にはなりますが、とにかくまずは現場を正確にスケッチします。
 
 
装置の入口の一部分。 
全体は掲載できませんが、この上に撹拌装置があって
吐出口はこの入口からかなり奥まった場所にあり、狭いです(^^;)
現場で設備・スペースを正確に現状をスケッチ。
 
 
装置全体の基本的な骨組みを角パイプで作っているので、
至る所に角パイプが通っています。
このパイプが非常に厄介な存在になります(^^;) 
現場合わせの設備設計は見落としの無いスケッチが最重要事項になるので、とにかく漏れなく丁寧にスケッチします。
 
角パイプで作られた骨組みの寸法や高さ、幅、吐出口の位置(前から、横から、下から等)、全体の大きさ、現場での使い勝手を考慮したスペース等々、できる限りの必要な情報をスケッチしていきます。
 
そのスケッチデータが製作全ての基準になるので、スケッチを正確に行う事はめちゃくちゃ大事な作業になります。
 
スケッチを生半可にして見落としや考慮不足があると最悪の場合、
 
製作⇒装置が設置できない⇒大掛かりでの手直し(or作り直し)
 
となってしまい、金額・工期・納期に甚大な損害が出るので、毎回そうですがとにかく正確に丁寧にスケッチを行います。
 
 
スケッチをした後は設計に入ります。
 
 
スケッチ図を基準にゼロから設計を行います。
製作する設備の基本的な構造に始まり、
色々な条件・状況を考えて考えて構想を練っていきます。 
スケッチ図から構想を練り、装置全体の動き・形状・各機器の選定をゼロから行っていきます。
 
ゼロからの設計になるので、経験豊富なMr.アイデアマンの社長(牟田淳一氏)が設計を行います。
 
図面が出来上がったら後は製作していけるのですが、とにかく図面にするまでに色々な事を考えなければならず、経験・知識・アイデア・調査力をフル活用して設計して行きます!
 
大掛かりなミッションが始まりました(^^)/