「今よりもっと」をカタチに。
牟田鉄工有限会社
 
 
 
 
 
 
2022/3/21

山笠の金具製作

『これと同じ物を4つ作ってもらいたい』
 
と山笠関係者の方が現物を持って来られました。
 
 
話を聞いたところ、山笠の台で前後に通している丸太2本の各先端に1ヶずつ取り付いていて、輪っかの中に縄を通して山笠進行の舵を取る役目をしている金具になるとの事。 
 
 
持ち込まれた山笠の台の金具。
かなり損傷しています。 
山笠の棒鼻に付く金具を新規に製作
 
現物をスケッチして必要な材料(鋼管、鉄板、丸鋼)を手配。
 
この製作品の中で一番の加工ポイントは『輪っかの加工』になります。
 
 
輪っかの材料。
普通の丸鋼ですが、これを炙りながら曲げて行きます(^^)/ 
丸鋼を切断して丸形状に曲げます。
 
 
道具はガスバーナーと小さなパイプを使います。
丸鋼をバーナーで炙りながら手作業で都合よく曲げます。 
ガスバーナーを上手く使って手作業で鉄筋を丸形状に曲げていきます。
 
 
良い感じに曲がりました(^^) 
これをコンターで切断。
更に炙りながらキレイな丸に仕上げます。 
ガスバーナーを使ってなかなか良い感じに鉄筋が曲がりました。
 
 
キレイな丸にしたら知恵の輪みたいに輪っかを組みます。
良い感じです! 
輪っか同士をコンター、ガスバーナー、溶接を使って組み合わせ。
 
 
鋼管と鉄板で作った本体に曲げた輪っかを取り付け。
形はバッチリです(^^)
人が触ってもケガをしないように入念に手入れします!
組み合わせた輪っかを本体に溶接で取付け。
 
 
手入れ完了後に塗装します。
光沢のあるシルバーで、見た目も品質もバッチリ仕上がりました(^^)/  
無事に山笠の金具が製作完了しました。
 
今回は普段とは少し変わった依頼でしたが、手作業で都合よく形にしていくのは面白かったです(^^)