2022/3/13
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大きな油圧シリンダーのピストン製作 |
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お客様から、 『大きなピストン』 の製作依頼を頂いたので加工しました。 ピストンの外径が約Φ300mmで、図面通りに削って行くのですが、その中に 『メネジ加工』 が入っていました。 ネジ合わせするモハンゲージがあれば良かったのですが、大きさが特殊だったのでゲージはありません。 そこで、このピストンに入る現物の相手をお客様から支給してもらい、そのネジに合わせてメネジ加工を行いました。 今回製作したピストン。 職人さんが一生懸命丁寧に加工してくれました(^^) 支給された現物ネジのオネジ形状をスケッチして正確に読み取って、適切なバックラッシュを考慮し、新規に削るネジの形状を決定します。 オネジ形状の読み取りが甘い=メネジを再加工=旋盤に何度も乗せ降ろし する事になるのでかなりの時間ロスになってしまします。 とは言ってもネジをいきなり深く切り込み過ぎて勘合がガタガタになるのが一番悪いですが(^^;) 丁寧にオネジを測定して、そのデータを基にネジを切込んで一発合格を狙います! 測定データを基にピストンのネジを切込み。 形は良い感じになりました(^^) 旋盤から降ろしてドキドキワクワクしながら支給の相手を入れていくと・・・ 見事一発合格!!(^^)/ 狙い通りの勘合でネジがバッチリ入ってくれました(^^)/ 新規製作したピストン(手前)と組み込む相手(奥) 今回もそうでしたが、ネジ合わせは模範ゲージでは無くて現物に対して合わせる事も割と多い為、 『ネジの形状をどれだけ正確に読み取れるか』 が最大のポイントになります。 今回も無事にミッションクリアできて良かったです(^^)/ |
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