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牟田鉄工有限会社
 
 
 
 
 
 
2022/1/30

エアーシリンダー台車修理⑥ピストン修正&ピストンロッドと先端金具製作

ピストンロッドが外れなかったのでロッドを切断して分解した大きなエアーシリンダーのピストン。
 
残ったロッドがピストン内に残ったままなので除去加工を行います。
 
その際、ネジ部がこのピストンには付いているので、ネジを傷めないように慎重にネジの修正加工も同時に行います!
 
 
軸が残ったままのピストン(写真左)
右は同じく切断して外した先端金具。
エアーシリンダー修理でピストンとピストンロッドが外れずに無理矢理切断して分解したピストンを使えるように修復します。
 
 
少しずつ様子を見ながら丁寧にロッドを削り落とし。
その後傷んだネジ部を慎重に修正加工。 
無事キレイに修正できました(^^)/
慎重に慎重に修正加工したピストンのネジ部。 
 
ネジ部修正ができたので、このネジのモハンゲージをオンとメンで作っておきます。
 
今回ピストンロッドを新規に作る必要があり、その際にモハンのネジゲージが役に立ってくれるので(^^)
 
 
次はピストンロッドを製作。
 
ロッドはバラバラで、しかもピストン内に残っていた分は既に加工除去されて消滅したのでスケッチできる状態ではありませんが、ピストンやシリンダーを先にスケッチしておき、
 
 
・ピストンとの位置関係
・シリンダー全体の位置関係
・パッキンの組み方
・シリンダーの動き
・使い勝手
 
等から総合的に判断してピストンロッドを図面化して行きます(^^)/
 
ちなみにピストンロッドの外周は硬質クロムメッキ処理をしています。
 
 
先端金具(左)とピストンロッドの一部(右) 
ピストン同様に無理矢理切断分解した先端金具。
 
この先端金具も当然使えないのでスケッチして新規に製作。
 
 
ピストン関係修復完了!
作ったネジゲージが活きました(^^)/ 
エアーシリンダーのピストン部が完成!生き返る事ができました!
 
ピストンや小さなナット等を修正し、スケッチ図を元にピストンロッド、先端金具を新規に製作。
 
また、今回分解の際にパーツの一部を傷めてしまったので同様にスケッチして新規に加工~硬質クロムメッキ処理して製作しました。
 
次はこれらを組み込んで行きます(^^)/