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牟田鉄工有限会社
 
 
 
 
 
 
2022/1/13

エアーシリンダー台車修理③エアーシリンダー取り外し&分解

今回の修理では、
 
・ベアリングケース
・エアーシリンダー
 
の両方共傷んでいるので台車に付いているエアーシリンダーを取り外して行きます。
 
ちなみに半年前、同じようなシリンダー台車を修理した時はエアーシリンダーが活きていたので取り外していません。
(今回の台車と前回の台車は類似品になります)
 
 
台車を反転。
中央に問題のエアーシリンダー発見(^^)/ 
回転台をエアーシリンダーで上下する装置に付いていたエアーシリンダーを取り外し。
 
エアーシリンダーを台車から取り外しますが重量がかなりあります(^^;)
 
 
取り外したエアーシリンダー。
これだけで重さがなんと200kg近くもあります! 
固まって動かなくなったフランジ型のエアーシリンダーを修理のため取り外し。
 
シリンダーの先端に付いていた先端金具(下の写真)は外そうとしても全く動かなかったので、反転する前にガスで切り落としました。
 
 
先端金具。
外そうとしてもビクともしませんでした(笑)
エアーシリンダーの先端金具がかじれて全く動かない状態。仕方なくガス切断して取り外し。 
 
取り外したシリンダーは全パーツにバラバラに分解していきます。
 
 
先端側プレート。
ゴミがかなり付いています。
分解したエアーシリンダーのロッド側プレートに大量のゴミが!!
 
 
ピストンにもゴミが!
パッキン類もかなり傷んでいました。
取り外したエアーシリンダーのピストンにも大量のゴミが!!
 
 
チューブとエンド側プレート。
エンド側の方がゴミが凄そうです(^^;) 
取り外したエアーシリンダーのチューブ内径を測定しましたが問題なく再使用できる寸法でした。
 
 
エンド側は取付時に下側になるので特にゴミが溜まり易いようです。
こびりつきが激しかったです(^^;)
今回はエアーシリンダーの至る所に大量のゴミが固着しています。
 
 
ピストン(左)、ロッド(中央)、先端金具(右) 
どうやっても動かずガスでバラしたピストンのロッド達。
 
ロッドと先端金具は外そうとしてもビクともしなかったのでガスで切り離しましたが、ロッドとピストンも何故か絶対に外れない組み方をされていたのでこれも鋸盤で強制的に切り離しました(^^;)
 
 
今回はゴミの詰まりもかなり激しく、エンド側のクッションバルブの穴は完全に塞がっている状態でした。
 
これからロッドを作り直し、各部の掃除や手入れを丁寧に行い、パッキン類を新品に取り替えたりしてエアシリンダーに完全復活してもらおうと思います(^^)/