2022/2/13
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パイプ内側に幅12mmの止まりのキー溝加工 |
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以前、 『長尺パイプ内径にあるキー溝加工』 をどうにかして加工できないものかと考えていた時に思いついた加工方法が、 ”ボーリング(横中ぐり盤)で削る” というものでした。 ※その時のブログ⇓ この方法で加工できた=加工の幅が広がった 瞬間でもありましたが、またこの加工方法が活躍する機会が巡って来ました(^^)/ 内容としては、 『長さ1mのパイプの内径にキー溝(止まり)がある』という物です。 材料を調達し、前加工~溶接~仕上げ加工を実施。 今回は短納期での加工になりますが、全て自社内で完結できるので何も問題ありません(^^) ※ちなみに牟田鉄工では、 『加工・溶接・修理・設計・改造・オーバーホール』 のほぼ100%を全て自社内で行って(熱処理・歯切・メッキは除きますが)おります。 止まりのキー溝加工がパイプ内径にあります。 パイプが長い為、ブローチ盤やスロッターには乗りません。 キー溝位置にケガキ線を入れ、ボーリングに段取り。 見えにくいですが、 内径の6時方向に幅12mmのキー溝が入ります。 ボーリングで使用するバイトを準備します。 今回はキー溝幅が12mmなのでバイトは前回よりも小さな物になります。 使うバイトはこの2本。 グラインダーを使って手砥ぎでバイトを作ります。 手砥ぎバイトは普段でもよく使っていますが、砥ぎ方一つで切れ味・精度・刃の持ちがガラッと変わるので筆者も入社して最初の頃はよく苦労していました(^^;) しかしながら、 『こんな単純でラフそうな手砥ぎバイトでキー溝が正確に切れるのか??』 と思われるかもしれませんが、 Simple is Best!! このバイトを付けて機械を自在に操れれば完璧に切れるんです!!!!v(^^)v 『道具は使いよう』 という言葉がある通り、機械や道具を上手く使いこなせれば汎用機械でも立派に対応できるのです! 加工結果はこの通り(^^)/ 幅12mm、百分台の指示公差内にキレイに削れました! パイプの内径は三つ仕上(▽▽▽)=入り込む相手が在る ので相手側に平行キーを取り付けてパイプを組んだところ、一発で完璧!!にバッチリ入りました(^^)/ 内径にあるキー溝加工は『正確なケガキ』もかなり重要になり、基本的にそのケガキ線を見ながら加工を行うので毎回慎重にケガキ線を入れています。 無事に完成した中空シャフト軸。 今回も無事に任務完了できて良かったです(^^) これからも日々様々な加工に挑戦して行きます! |
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