2021/11/29
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穴とキー加工が意外と難しかったブラケット |
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お客様から支給された製缶品を機械加工(底面+キリ穴加工、軸が通る穴加工、内径のキー溝加工)したのですが、カタチが独特で特に軸が通る穴とキー溝加工が難しかったです(^^;) まずは製缶品加工の基本中の基本である『ケガキ』を実施。 この時、90度を正確に出しておかないと後々厄介なことになるので90度は丁寧に確認します。 ケガキが完了したら、フライス盤上でケガキ線通りに段取りして『底面+キリ穴加工』を実行。 次に軸が通る穴内径加工を行います。 これもフライス盤で加工します。 フライス盤にペンガラスを乗せて加工物をセット。 製缶品の一番端に穴がある為、今回は上の写真のような段取りにしました(^^)/ こういった変形物の段取りは職人さんによって様々で、いかに早く・正確に・シンプルに段取りができるのかのセンスが試されます。 穴加工は写真のバイトを使って加工します。 細長い形状をしていてビビりやすいので丁寧に加工します。 この穴加工はビビりを出さないように&公差(H7)に▽▽▽仕上げで入るように丁寧に加工しました。なかなか削り難かったです(^^;) そして最後は『キー溝加工』になるのですが、ここもブローチ盤での段取りが難しかったです(^^;) 全加工完了後。 ※ブローチ盤での写真は撮り忘れました(^^;) 端面の面積が小さい=ブローチ盤にセットした際の座りが悪い。 さらに、 穴芯に対して重心が超アンバランス=バランスを取る必要がある。 という事で段取りに気を遣い、加工中は加工中で品物が動いたりしないか気を遣いながらになりましたが、無事にキー溝加工はできました(^^)/ キー溝がブローチ盤で正確に加工できました! 変形物の加工では『どうやって加工しようか??』を考えるのが面白いです(^^) |
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