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牟田鉄工有限会社
 
 
 
 
 
 
2021/7/31

特大バランサーが必要な旋盤加工!

旋盤加工時に相当な重さのバランス取りが必要な製缶品を加工しました。
 
その製缶品というのは・・・コレ⇩でした!
 
 
ボーリングでダブルのキー溝加工をした分です(^^)
大きな製缶品をボーリングに段取りしてダブルのキー溝加工実施。
 
ボーリングでダブルのキー溝加工を実施した時のブログ
 
ボーリングでダブルのキー溝加工を行った後、残りの加工をマシニングと旋盤で行ったのですが、その旋盤加工ではパイプの外径を削る際に相当な重さのバランスを必要としました。
 
 
マシニングで上面、端面、キリ穴等を加工します。
マシニングセンターで大きな製缶品を加工。
 
最終工程は旋盤加工になり、パイプの外径をh7公差で加工します。
 
 
旋盤加工時に使用したバランス。
これで約170kgあります(^^;) 
旋盤で使用するバランス。今回の製缶品は旋盤加工時に特大のバランサー(重さ170kg)が必要でした。
 
 
製缶本体の穴等を利用してバランスを取り付け。
予想以上に丁度良い感じでピシャリ!バランスが取れました(^^)/
特大のバランスを取り付けて旋盤に段取り。重心を丁度に合わせます。
 
全体のバランスはバッチリ取れたのですが、とにかくここで大事なのは、
 
『絶対に外さないこと!』
 
です!
 
重さが約170kgもあるので、万が一回転中に固定が緩んでバランサーが外れたりすると大惨事になるので、絶対に外れないようにしっかり固定します。
 
加工中も固定が緩んでいないかの確認を定期的に実施して、安全第一の体制で加工しました。
 
 
加工中の動画。 
 
 
最終工程の旋盤加工は特に丁寧に行い、問題なく無事h7公差内に収まりました。
 
 
全行程の加工が無事に終了しました!
パイプ中心に対して重心が相当ズレているのが判ります(^^;)大変だった大きな製缶品の加工が無事に完了しました!今回は削り甲斐がたっぷりでした。 
 
今回の製缶品は大変な加工の連続で難しい加工になるほど緊張感も大きくなりますが、無事加工完了した時の達成感はそれ以上に大きかったです(^^)