2021/7/26
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いざ本番!長尺パイプの内径にダブルのキー溝加工実施!! |
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以前、 『内径のキー溝を特殊な道具を使わずにボーリング(横中ぐり盤)で加工できないか?』 との内容のブログを書いたのですが(⇒そのブログはコチラ)、遂にその成果を試す時がやって来ました(^^)/ 大きな製缶品で長いパイプの先端内径にダブルのキー溝が付いていて、その製缶形状から牟田鉄工ではボーリングに段取りして加工するしかありませんでした。 大きな製缶品をボーリングに段取り。 テーブルのサイズが1200mmありますが、余裕ではみ出してます(^^;) 加工位置を正確にケガキ。 見え辛いですが、キー溝の幅は20mm、加工長さ(奥行)は200mm。 それが上下に一か所ずつのダブルのキータイプです。 製缶品の加工に於いて、このケガキ作業はとても大切な作業で、ケガキ線の精度が組立て時の精度に懸かっていると言っても過言でない程後々かなり影響してくるので『三角法で正確にケガく!』ことが必須になります。 またそのケガキ線を正確に読み取っての段取りと通り出しも同様にとても大切になって来るので、ケガキ線頼りに丁寧に段取りします。 話が逸れましたが、ボーリングを使って内側のキー溝加工を行う場合は『アングルヘッド』を使った方法が通常最もメジャーではないかと思います。 牟田鉄工完全オリジナル設計のアングルヘッドはありますが、この長さ(200L)には対応していないので道具は使わず、『典型的なアナログ方式』で上手いこと加工していきます! 加工後。 試削時と全く同じ方法で加工実施。 基本はケガキ線を正確に狙い、ダイヤルノギスやボーリングのデジタルを利用して百分台を微調整。 結果、寸法公差と仕上面のキレイさは完璧!で、かなり良い感じで仕上がりました(^^)/ 加工は完全に人海戦術なので、正直めちゃくちゃ疲れました(^^;) が!!今回初めてとなるチャレンジでしたが、ボーリングでもアイデア次第でアングルヘッドなどの道具は使わずに内径にキー溝加工でき、更に仕上がり精度も文句なし!という貴重は経験が得られたので今後の加工にも幅が広がりました(^^) とにもかくにも無事キレイにパイプ内径にダブルのキー溝が加工できたので良かったです! |
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