「今よりもっと」をカタチに。
牟田鉄工有限会社
 
 
 
 
 
 
2021/6/6

特大スラスト板製作!難!!

特大サイズのスラスト板の製作依頼をお客様から頂いたのですが・・・これがかなり難しかったです(^^;)
 
 
それぞれの工程で状況に応じた最善の加工方法を頭フル回転で考え、トライ&エラーを行いながら最終的には図面寸法でバッチリ加工できました!が・・・難しかったです(笑) 
 
 
仕上がったスラスト板。
内径がΦ600mmで百分台の公差ありです。 
特大サイズのスラスト板を試行錯誤しながら製作。
 
 
R溝部は高周波焼入れしていてかなり硬度が上がっています。
焼入れ後にまた修正加工を入れたのですが、カタイというだけでも加工が難しくなります。 
R溝部を高周波焼入れしているので硬度が高く、加工が難しかったです。
 
板厚が薄く、外径と内径が大径で、R溝部を焼入れしている
 
という加工し辛い形状で、歪みに気を付けたり、寸法公差に気を付けたり、硬さと格闘しながらカタチにしました。
 
 
また、今回の特大スラスト板は内径に百分台の公差が入っているので内径をシリンダーゲージを使って測定したのですが、今まで測定具として揃えてはいたものの実際にΦ600のシリンダーゲージを使う日が来るとは思いませんでした(^^;)
 
『備えあれば憂いなし』
 
というやつですね(^^)
 
棒マイクロを使っても測定は可能ですが、測定のし易さはシリンダーゲージに軍配が上がります。
 
 
Φ600mmのシリンダーゲージ。
大きいですね(^^;) 
Φ600mmのシリンダーゲージを使って寸法を測定。
 
ちなみに牟田鉄工ではシリンダーゲージをΦ800mmまで揃えていますので、Φ800mmまではシリンダーで正確に測定可能です(^^)/
 
それ以上のサイズの際は棒マイクロ等で測定をします。
 
 
今回は薄さ、硬さ、大きさの点から加工が難しかったですが無事にお客様の元に納める事ができて良かったです(^^)