2021/4/13
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ガイドローラー製作(スケッチ・加工・組込) |
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『ガイドローラーが傷んだので至急コレと同じ物を2組製作して欲しい。図面は無いです。』 とコンクリート二次製品を作っているお客様が現物を持って来られました。 『図面無し』からの『スケッチ』&『機械加工・組込み』は牟田鉄工にとって得意分野で、さらに『特急品・突発対応』は得意中の得意分野になります(^^)/ 持ち込まれた現物を分解してスケッチ。 ノギスとマイクロメーターを使って測定します。 現物を正確にスケッチする事は当然大切な事ですが、もう一つ大切なのが『使われ方を知る』事になります。 『どの様にして使われているのか』は機械を修理する上でとても大切で、場合によっては現物通りに作り直してはダメな時もあります。 何故傷んだのか、経年劣化による傷みなのか、別の原因からの傷みなのか、お客様から状況を聞き、現物の状態と照らし合わせたり、組み込んだ際の組まれ方・クリアランスの取り方等を総合的に判断していつもスケッチ⇒図面化しています。 結果的に『現物通り』に製作した製品も実はスケッチ時に先のように色々な『何故?』を考えながら製作されてきた物ばかりで、カウンセリングをしながら患者の痛みの原因を探して治療するお医者さんに似ている為、筆者の中で牟田鉄工の仕事内容は『機械のお医者さん』だと思っています(^^) 各パーツを機械加工して組み立てます。 グリスを射しながら組込み。 『現物通り』にガイドーローラー一式完成です! 今回は材料が調質材を使ったのでどうしても熱処理の時間が掛かりはしましたが、それでも熱処理屋さんが急いで調質して頂いたお陰で、お客様が現物を持って来られてから実働一週間で納品することが出来ました(^^)/ 『特急品で図面無し』、お任せください(^^) |
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