2021/3/10
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『 アイガスTF 』初トライ!!!(^^;) |
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約20年間、インフラの基礎に使われている『アンカーキャップ』というものを作っておりますが、そのアンカーキャップの中に『アイガス』というものを充填して硬化させた後、お客様の元に納品しています。 その『アイガス』。 今まで『アイガスE-LM』という材質の物を使っていたのですが、それが製造中止に伴い『アイガスTF』という材質に変更になりました。 過去ブログ⇒アンカーボルト・キャップ(アイガス充填) 今回その『アイガスTF』を初めて混合・充填しましたが、なかなかムズカシかったです(^^;) 話には聞いていましたが、梱包されているのが6kg缶(主剤)と9kg缶(硬化剤)になります。硬化剤の割合の方が高い事に驚きました。 今までのE-LMは4kg缶(主剤)と1kg缶(硬化剤)で、混合比が4(主剤):1(硬化剤)だったので取扱いが容易でした。 アイガスTFの主剤。 6kg入っています。 アイガスTFの硬化剤。 ペール缶の中に9kgが入っています。 必要量を2(主剤):3(硬化剤)の割合でそれぞれ取り出してしっかり混ぜます。 一度に15kg単位で大量にアイガスを使用する場合は、硬化剤9kgが入っているペール缶に主剤6kgを全部投入してかき混ぜれば良いので簡単ですが、弊社でそのような場面は無い為、別の容器に必要量を入れて混ぜます。 この作業は色々と気を遣うので毎回苦労しています(^^;) しっかり混ぜた直後。 色が今までの茶褐色ではなく青いクリーム色です。 と、ここまでは今までとあまり変わらない感覚でした。 ただ、必要量を取り出す時点から『粘度はE-LMに比べてかなり高いな』とは思っていました。 そしていざ充填開始!! ・・・・!!! めちゃくちゃ硬いゾ!!!??? ビックリしました(^^;) 主剤と硬化剤を混合した後の粘度がかなり高いため充填時間が大幅にかかったのです! E-LMは混合後、割とサラッとしていた為充填がし易かったです。 E-LMとTFは用途や特徴は同じような感じですが、硬度や粘度等の違いを調べたところ、 ●可使時間:ほぼ同じ ●密度:若干LMが高い ●混合粘度:TFがLMの約3倍~4倍! ●硬度:TFがLMの約4.5倍! ●引張強さ:TFがLMの約5.5倍! となりました。 粘度が約3倍・・・充填に時間がかかるはずです(^^;) 完成したアンカーキャップ。 色は青いクリーム色。 しかし硬いです(^^;) 固まったアイガスを触ってみると、本当に硬い!(^^;) しかも、かなりの粘着力!!! 硬さや引張り強さがアイガスE-LMに比べて4~5倍だということで、納得です。 今回、色々と考えさせられた初アイガスTFでしたが、まずは初回品が無事上手くいって良かったです(^^) |
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