「今よりもっと」をカタチに。
牟田鉄工有限会社
 
 
 
 
 
 
2021/2/11

YZ-8Cのオーバーホール⑧Y軸組み込み

YZ-8Cを組み立てて行きます!
 
 
先ずはY軸から。
 
 
作成したナットと軸のオネジが最後まで問題なく通るかを確認の為通してみます。
 
結果は、加工時に模範ゲージで合わせていたお陰でスムーズにネジが通りました(^^)/
 
 
作成したナットと作成した送りネジが最後まで通るかの確認。 
新規に製作したYZ-8CのY方向のナットと送りネジ。
 
確認後、外していた各パーツを順に入れていきます。
 
 
軸に各部品を組込み。
ベアリングは総入替えし、グリスを丁寧に付けて順番に組み込み。 
YZ-8CのY方向の送りネジ(新作)に元々付いていた部品を組み戻し。
 
パーツを組み終えるとフライス本体にドッキングします。 
 
 
キレイに元通りに納まっています。
その上に入るピンの仕組みがシンプルかつ機能的で感心しました(^^)
YZ-8CのY方向の送りネジ一式を土台に組み戻し、バッチリ付きました!
 
次にハンドルを回しながら新作ナットを入れていきます。
 
 
ナットが軸芯と丁度良い位置で固定できるように微調整します。
適当に合わせてしまうとY方向の送りハンドルが重たくなり、ネジ山が早く摩耗してしまうので丁寧に合わせます。 
YZ-8CのY方向のナットを丁度良い勘合位置を見つける作業を行っているところ。
 
意外と大変だった作業がコレ!
 
『テーパーリーマ合わせ』です! 
 
元々付いていたナットはノックピン(テーパーピン)2本で位置決めしていたのですが、現物合わせでテーパーリーマを通したのでしょうか。かなり斜めに取りついていました。
 
ナットのスケッチ時はそこまで確認しておらず、『穴はキレイなピッチで垂直にできている』位の認識しかなく、今回製作したナットを土台の穴に合わせてみたところ、
 
『あれ??穴が結構ズレとる・・・(^^;)』
 
となりました。
 
しかし強引にその上からテーパーリーマでさらえるしかないので、様子を見ながらさらえてみると何とか無事土台までキレイにさらえることができました。
 
 
土台に加工しているノックピンの穴位置でテーパーリーマさらえ。
土台の穴とナットの穴はズレていましたが、キレイにさらえる事ができました! 
規格外のテーパーピン穴をテーパーリーマで修正加工中。
 
このテーパーピン。
 
サイズ感が特殊でした(^^;)
 
 
写真では見えにくいですが、ナットの両サイドにしっかりとテーパーピンを打ち込むことができました(^^)/
テーパーピンは現物を流用しました。 
YZ-8Cに新作したY方向の送りネジ・ナットが無事装着完了!
 
メーカーさんの凄さを実感しつつ無事にY方向を組み上げることができ、ハンドルを回しても問題無くスムーズに回せました(^^)/
 
最後はX方向を組み上げいよいよ完成です!!