2021/2/2
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YZ-8Cのオーバーホール①X軸&テーブル周りを取り外し |
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弊社にある汎用機械の中で、使い勝手の良さ・稼動率がダントツ!のフライス、 『YZ-8C』㈱山崎技研製 があるのですが、長年の使用でX軸とY軸の送りネジ部が段々と傷んで来ていました。 しかし、その使い勝手の良さと稼働率から、なかなかオーバーホールする時間が取れずに何とか上手いこと使っていましたが、いよいよ動きが悪くなって来たので修理決行しました! ちなみに、X軸のメネジはかなり消耗した約10年前に現物をスケッチして製作・取り替えをしています。 YZ-8C。 オールラウンドプレーヤーでかなり使い易い名機です(^^) オーバーホールを実行する部分は、X軸とY軸のテーブル送りネジ部分です! 長年の使用でネジが甘くなり、噛み合いのガタが大きくなった場合(大抵は砲金でできたメネジが先にやられると思います)、ギャップの調整用ナット(バックラッシュ調整ナット)がそれぞれの軸には付いていて、そのナットを少し締める事でガタをある程度まで抑える事ができます。 しかし、メネジが摩耗で痩せ細り、根本的にネジ山自体が無くなって来ると調整の範囲外となって『ナット交換』が必要になります。 今回はそのパターンでした(^^;) ※X軸はまだ行けそうですが、Y軸は完全に作り替える必要があると思います。 取り敢えずどんどんバラシていきます! 先ずは一番上に乗っているテーブルです。 一番上のテーブル。X軸と繋がっていて左右に動きます。 左右にあるカミソリを外してクレーンで慎重に取り外します。 その前に! デジタルスケールを傷めてしまうと損害大!!なので傷めないよう慎重に外しておきます。 X軸のデジタルのスケール。 壊してしまうと大損害になるので丁寧に取り外します(^^;) 先ずはテーブルの取り外し完了です! テーブル取り外し後、残っていたX軸のオネジを外します。 取り外したX軸のオネジ。 消耗はあるものの、傷んで即交換!までは無さそうです(^^) 分解時にテーブルやX軸関係の構造をよく見てみると、製造メーカーさんの技術が注ぎ込まれていて、 『やはり使いやすいだけある!よく考えられているなぁ!サスガです!』 となる様な構造になっていました(^^) 順調にテーブルが外せたので次はY軸を取り外して行きます! |
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