2021/1/7
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鉄筋巻取り機オーバーホール①分解・スケッチ |
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お客様から、大至急での『分解&スケッチ&メンテナンス』のご依頼を頂きました(^^)/ 機械装置は『鉄筋巻取り機』で、台数は2台。 台車の上に回転テーブルが乗り、目的地まで台車で移動後に回転テーブルをエアーシリンダーで押し上げ、回転しながら鉄筋を巻取る仕組みになっています。 納期は現物を引き取ってから二日以内! 機械のメンテナンスではどのお客様にとっても、 『安く・早く・確実に』 (最短時間で最も効率の良い工法を使い、確実に問題なく使用できる状態に復旧) が一番望まれる所なので、経験と知識をフル活用して対応させて頂きます! タイトな日程ですが、短納期対応は牟田鉄工の得意とする所なので精一杯頑張ります!!(^^) 現物を持ち帰り、現状を確認。 回転テーブルとエアーシリンダーの動きが悪いので、それに関わる部分を一通り分解・スケッチします。 回転テーブルの分解前。 台車をひっくり返した状態。 中央に見える四角の黒い物がエアーシリンダー。 エアーシリンダーを分解。 エアーシリンダーのピストンロッド先端、明らかに形状が変です(^^;) 『何故ここにロックナットが?』、『このスペーサーは何?』、『先端のカタチ・・・??』、『先端金具は?』 と疑問だらけですが、考えられる原因を推理しつつ急いで分解します。 シリンダーのチューブ。 次に回転テーブルを分解。 上から、 回転テーブル、フランジ軸、ベアリングケースガイド、ベアリングケース。 フランジ軸とベアリングケースがかなり傷んでいます(^^;) もう一台の方のフランジ軸を分解。 もう一台の方は、軸自体の損傷はそこまでありませんでしたが、ベアリングがゴリゴリに固まって動きませんでした(^^;) カラーも全く動かなかったので、ベアリングをガスで落とし、カラーはあぶってプーラーで抜き取りました。 ちなみにベアリングケースの方は更に傷んでいました(^^;) 普段から負荷がかなり掛かる構造になっていると思われます。 カラーを取り外したフランジ軸。 こっちのフランジ軸は割とキレイです。 んが!!何故先端面に大きな穴が??? エアーシリンダーのピストンとピストンロッド。 ピストンはヘタリやパッキン類の傷みが少しあるものの使用する分には問題ありませんでした。 色々と確認したところ、どうやらこの装置は以前に何かしらの手が加えられているようです! とにかく一通り分解、掃除をしてスケッチし、元々の形状が判らない上に2台が同じ寸法では無いので、構造や使い勝手から形状を推理し、確実に使えるように現物合わせでの修理を大至急行って行きます(^^)/ |
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