「今よりもっと」をカタチに。
牟田鉄工有限会社
 
 
 
 
 
 
2020/12/4

アンギュラーカッター(φ130x45°)製作③焼入+刃付け

焼入れに出していた自作アンギュラーカッターが焼入れから戻ってきたので、最終仕上げの『刃付け』を行います(^^)/
 
 
※前回までの内容はコチラ
 
 
 
 
焼入れする前とした後、当然ながら硬度が変わります。
 
ハイス(高速度工具鋼)は特に焼入れ性が良く、それまで普通にヤスリがかかっていたのが全くかからなくなります(^^;)
 
イメージ的には、ピンポン玉がゴルフボールに変わったような感じです。
 
削る相手も鉄なのでそのくらい硬くないと当然削れないのですが、材質自体は何も変わってないのに、色々な熱処理によって性質が変化するのにはいつも驚かされます(^^)
 
 
焼入れから戻ってきたアンギュラーカッター。 
自作のアンギュラーカッターが焼入れされ、硬度が超アップしました!
 
 
底面側。 
ハイス(高速度工具鋼)はカリンカリンに焼きが入ります。
 
硬度は十分上がっていますが、これではまだ刃にはなっていないので、工具として使えるように手仕上げで刃を作っていきます。
 
刃の枚数が多い(16枚)上、焼入れしたハイスはめちゃくちゃ硬いので大変ですが、この作業でカッターとしての性能が決まるので慎重に地道に砥いでいきます。
 
 
手仕上げで刃を付けました(^^)/ 
工具としてあと一歩だったカッターに刃を付け、完全な工具に仕上がりました!
 
 
底面の刃も切れるように研いでます。 
自作アンギュラーカッターが無事に削れてくれることを祈ります!
 
これでついに自作アンギュラーカッターが工具として完成しました!
 
あとは実際の加工できちんと削れてくれるのを祈るだけです(^^)