2020/10/30
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タフトライド処理!(シャフト編) |
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お客様から、食品の製造機械に使っている部品の加工依頼を頂いたのですが、形状が細長くて丁寧な加工が求められる上、さらに図面には次の記載がありました。 『タフトライド処理』実施のこと。 タフトライド処理??? 社長(牟田淳一氏)は知ってましたが、筆者は名前だけは聞いた事があったものの、勉強不足で詳しいことは知りませんでした(^^;) 社長曰く、 『窒化硬化処理』の一つで、軟窒化処理になり、簡単に言うと品物の表面硬さが上がり、耐摩耗性が大きく向上する。でも寸法変化は殆ど無い。 というものみたいです。 弊社では過去に何度か部品を機械加工した後にタフトライド処理に出した事があったそうです。 タフトライドを調べて見ると、『イソナイト』とも呼ばれるみたいで、低温のソルトバス(塩浴)に入れ、表面層に窒素と少し炭素を侵入させると耐摩耗性の向上や高い表面硬度が得られるとのこと。 硬度を上げるのにも色んな方法があるんですね!勉強になります(^^) シャフトの材質はS45Cで、素材を旋盤とフライス盤で加工してタフトライド処理をして完成!とう流れになります。 素材。かなり細長いです(^^;) 旋盤加工後。 細長いネジの加工(右ネジ、左ネジ)や厳しい公差があり、要技術です! タフトライド処理後。 表面の色が少し灰色がかっています。 硬度が上がっていました! 表面に均一に窒化層ができていて、使用中の寿命が上がるみたいです! シャフトの外径をフライス加工で四角にした部分にもしっかりタフトライド。 今回も無事に納めることができたので良かったです。 『タフトライド処理』。また一つ勉強させて頂きました(^^) |
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