「今よりもっと」をカタチに。
牟田鉄工有限会社
 
 
 
 
 
 
2020/10/16

関西地区からのご依頼(^^):スケッチ~溝加工

関西の会社の方から、
 
「使っている機械の部品が消耗しているので製作したい。見積りしてもらえますか?」
 
との連絡を頂きました。
 
弊社のホームページを見て連絡しましたとのことで、遠方から声を掛けて頂きありがたい限りです(^^)
 
可能です!と返答すると現物を送って来られました。
 
 
現物を確認し、製作費をお伝えすると「製作して下さい」とのご連絡を頂いたので早速取り掛かります。
 
  
送られてきた現物。
機械部品製作(スケッチ~加工)を関西の方から受注。
 
先ずは現物をスケッチ&全部分解し、さらにこの部品がどのような形で使われているのかを確認。
 
軸の外周に無数に入っている溝が傷んでいます。
 
甘くなってスポッと抜ける軸受や傷んで外れない軸受もあります。
 
 
外周にある溝が傷んでいます。 
両サイドに軸受を持つ軸をスケッチして外観を確認。
 
 
全部分解&全部スケッチ。
軸受が傷んでいるので要修正加工です。 
修理の基本「全部バラバラに分解」をして掃除&スケッチ。
 
溝が入っている軸を新規に製作します。
 
先ずは旋盤で前加工。
 
次に汎用のフライス盤にインデックスを乗せ、軸を取り付け。
 
工具はサイドカッターを準備。
 
汎用ローテクの真骨頂!役者はそろいました!(^^)
 
 
インデックス+サイドカッターで溝入れに挑みます! 
汎用フライスに所せましと段取りされたインデックスと軸端受センター。
 
ローテクですが、インデックスで正確に等分に割り出し、確実に1本1本加工します。
 
地道な作業ですが、職人さんが気合を入れて一生懸命加工してくれます(^^) 
 
 
サイドカッターで1本ずつ溝入れ加工します。 
幅1mmのサイドカッターで軸の外周に溝加工。
 
 
いい感じにキレイに溝が入っていきます(^^) 
インデックスのお陰で等分にキレイに溝が加工されます。
 
この作業を一周分繰り返し、溝入れ加工は完了です!
 
もう一方の軸は外径がストレートなので、旋盤加工のみで仕上ます。 
 
溝を入れた後は軸受の修正加工やスプロケットの修正加工をして、その穴径に合わせて軸径を仕上げていきます(^^)