「今よりもっと」をカタチに。
牟田鉄工有限会社
 
 
 
 
 
 
2020/5/19

300Aのエルボ管に横穴加工①ケガキ~荒加工

「300Aのエルボ管の胴中にΦ166の穴を開けてもらいたい」との依頼を頂きました。
 
このサイズのエルボ管を扱うのは筆者にとって初めてで、重量は約60kgもあります(^^;)
 
・中心等のケガキ線を入れ
・展開図の型紙を作りトレース
・穴の荒加工
・穴の仕上げ加工
 
の順番で加工していきます。
 
 
現物のエルボ管。大きいです(^^;) 
300Aのエルボ管。ビッグサイズです!
 
エルボ管にハイトゲージで中心線と穴の頂点をケガキます。 
 
 
ケガキ中。大きいのでケガキにくいです(^^;) 
300Aのエルボ管にケガキを入れます。
 
 
展開図を作成。 
原始的に穴加工した所での展開図を作成。
 
 
この展開図から作った型紙を現物のエルボ管にトレースします。 
原始的に300Aのエルボ管に展開図型紙をトレース。
 
 
パッと見は丸では無く、卵型(^^;)
でも加工後はきっとこんな形状になるはずです! 
穴が卵型!?穴が仕上がればきっとこうなります!
 
 
ボーリングに段取りして穴加工して行きます。 
横中ぐり盤(ボーリング)に300Aのエルボ管を段取りします。
 
穴の荒加工には、㈱九州工具製作所さんのアジャスタブルバランスカッターヘッド(BCH120-164)を使います。
 
 
このBCH120-164はΦ120~Φ164まで加工可能で、使い勝手も良いです(^^) 
アジャスタブルボーリングヘッド(BCH120-164)で穴加工実施。
 
このまま仕上げたかったのですが、仕上り寸法がΦ166mmなのでこの工具ではあと2mm足りません(^^;)
 
仕上げには別の工具に付け替えるようにします!
 
 
穴の荒加工完了!
次は仕上げに入ります(^^)/ 
300Aのエルボ管にΦ164の穴加工完了。