「今よりもっと」をカタチに。
牟田鉄工有限会社
 
 
 
 
 
 
2020/9/23

シャーリング修理㉗刃の調整

シャーリングの最終工程『刃の調整』です(^^)/
 
 
調整と言っても上の刃と下の刃の隙間を詰めて行くだけなのですが、
 
  • 隙間が大き過ぎ ⇒ 切断時の切れが悪くなる
  • 隙間が小さ過ぎ ⇒ 上刃と下刃が接触する
ので、丁度良いベストなクリアランスで固定する必要があります。
 
 
上の刃は動かせないので、下刃受台に固定している下の刃で調整します。
 
両サイドにある刃の位置調整ボルト付近にダイヤルゲージをそれぞれセットし、下刃受台の動きを0.01mm単位で管理。
 
刃の隙間の確認には、色々なサイズの薄いシムを上刃と下刃の隙間に入れながら行います。 
 
 
ダイヤルゲージをセットして調整。 
ダイヤルゲージを使ってシャーリングの刃を調整。
 
 
反対側も同様に。 
シャーリングの上刃は固定。下刃をダイヤルゲージを使って調整。
 
ダイヤルゲージ側と隙間確認側の2人で息を合わせながら無事に設定した隙間に調整できました(^^)
 
このダイヤルゲージを使った方法での調整が確実に位置をコントロールできるので毎回この方法で調整しています。
 
あとは試運転時にスパッ!!と切断してくれることを祈るだけです!
 
 
刃の調整を終え、シャーリングに手入れした足を取付け。 
シャーリングの本体に分解・手入れ・修正加工していた足を組込み。
 
これで弊社で出来る範囲の修理・調整・改造は一通り完了しました!!
 
後は操作盤を取り付けて試運転です(^^)