「今よりもっと」をカタチに。
牟田鉄工有限会社
 
 
 
 
 
 
2020/9/2

シャーリング修理㉓足回り(土台)修理

シャーリングの足回り(土台)を整備して行きます。
 
 
この土台は左右に1台ずつあって、この上にシャーリング本体が乗ります。
 
ブラケットをシャーリングの足元に取り付け、そのブラケットにはハンドルのついた送りネジが通っていて、前後の切断位置を自在に調整しています。
 
今回、そのネジが傷んでいたり、ハンドルが壊れていたりしていたので分解して修理しました。 
 
 
シャーリングの土台。
手前から、ハンドル・送りネジ・ブラケット。
シャーリング本体が乗る足回り。全部分解して調整。
 
もう片方の土台のハンドルは原形が分からない状態で残っていました。
 
 
接触等で先端が傷んでいる送りネジ。 
台形ネジの先端が傷んでいるのでナットが通らない。
 
ハンドル~ブラケットを分解。 
 
 
分解して清掃。
ナット側も全部分解して清掃・チェックします。 
修理の基本「分解・清掃」。どんな時でもこれが基本です。
 
 
汎用旋盤で傷んだ台形ネジを修正加工。
『ネジの修正』は汎用旋盤の得意とするところです(^^)/ 
台形ネジを修正加工。汎用旋盤の得意分野です!
 
 
修正加工後、ナットが入るようになりました。 
台形ネジを修正して無事にナットが通過。
 
 
原形が分らない状態で残っていたハンドル。
バキバキに折れていた送りネジのハンドル。
 
 
ハンドルを購入して軸径に合わせて穴加工。
新しいハンドルを購入・加工して現物に組み込み。
 
各部を修正・手入れ・調整し、実際にこの土台にシャーリングを乗せて動かしてみるとスムーズに動かすことができたので足回りの調整完了です(^^)