「今よりもっと」をカタチに。
牟田鉄工有限会社
 
 
 
 
 
 
2020/3/13

焼入した工具鋼(SK材とSKH材)の研磨

我が工場の平面研磨機が活躍するシーンの一つが「焼入後の研磨」です(^^)
 
普段、研磨機の稼働率は高くないものの、そういった時はしっかり活躍してくれています。
 
 
今回は焼入したSK材(炭素工具鋼)とSKH材(高速度工具鋼)をそれぞれ研磨しました。
 
 
加工の流れは、
 
①研磨代を付けてフライス加工
②焼入
③平面研磨
 
となります。
 
 
焼入硬度がHRCで60以上となっているので、ふつうにカッター(フェースミル)で加工することはできない為、研磨機の砥石で表面を研磨して指定の寸法に仕上げます。
 
 
焼入されたSK材とSKH材。
カリンカリンでヤスリがかかりません(^^;) 
HRC60のSK材とSKH材。
 
研磨面を油砥石でキレイにならし、研磨機にセットし研磨します。
 
 
研磨後①
フライスと比べると研磨面はやはりキレイです。
焼入研磨後のSK材。
 
 
研磨後②
研磨をすると外観的にも精度的にも品物が活きてきます。 
焼入研磨後のSKH材。
 
研磨は全ての最終工程になることが多い為、絶対に失敗が許されませんが、その分出来上がった時の喜びや、フライス類とはまた違った面白さがあります(^^)