「今よりもっと」をカタチに。
牟田鉄工有限会社
 
 
 
 
 
 
2020/3/17

ガイドローラー&軸受の修理①現状確認+スケッチ

製鋼の溶解設備で使用されるガイドローラーと特殊な軸受の修理依頼を頂いたので早速取り掛かりました。
 
 
お客様が大きなブラケットを持ち込まれ、最終的にはそのブラケットにガイドローラー&軸受一式が組み込まれて使われるとのことですが、現物を見てビックリしました(^^;) 
 
 
今回持ち込まれた大きなブラケット。
いきなり怪しいニオイがプンプンします(^^;)
製鋼の溶解設備で使用される電極ガイドローラーのブラケット。
 
 
ブラケットには軸受と軸が組まれていましたが、
 
「何が起きたんですか?」
 
と思うくらい全部激しく傷んでいました(^o^;)
 
 
軸と軸受。
軸は・・・・これは軸?キズと変形がハンパないです(^^;)
軸受もかなりのダメージを受けています。 
激しく損傷したガイドローラーの軸。
 
 
ローラーは横に置かれていました。
穴の中に怪しい段が見えますね(^^;) 
内部が激しく損傷した製鋼溶解設備のガイドローラー。
 
 
す、すげぇ!!!
ベアリングはどこへ??
何がどうなってこうなったのか、頭をフル回転させて考えます(^^;) 
ガイドローラーの損傷が激しく、ベアリングも消えて無くなっています。
 
 
ローラーの外周は強烈な力で押さえられていたようで、外周が端面にビリ出ていて、ボルトで止められていたカバーも損傷が激しく、外すことはできませんでした。 
 
 
もはやどれも原形がワカラナイ(^^;) 
 
 
とりあえずブラケットの現状をスケッチし、軸受と軸を分解してスケッチ。
 
 
今回の現物は、軸の形状、ローラーの形状、カバーの形状がほとんど不明の難物となりましたが、ブラケットの寸法等から構造を考察し、きちんと組めるように各形状を現物あわせで決めて行きます。
 
 
弊社では日頃から色々な修理をさせて頂いておりますが、とにかくどんな修理においても、
 
「問題なくきちんと動くようにすること」
 
が最重要課題になります。
 
 
今回のような「原形が分らない」タイプが弊社の得意分野でもあり、腕の見せ所となります(^^)/