2020/1/19
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プーリー軸修理①現物確認&スケッチ |
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機械装置のポンプ部分に使われているプーリー軸の修理依頼を受けました。 古い機械とのことで、メーカー等に問い合わせても「修理出来ない」と 回答されたということでありがたい事に弊社に声を掛けて頂きました(^^) 現物を確認したところ、修理が問題なくできそうです。 機械修理屋としての最も得意とする分野です(^^)/ 先ずは現状確認から行います。 軸とプーリーとブラケット。 ![]() ベアリングやカラー等。 ベアリングとエンドプレートが傷んでます。 ![]() プーリーの穴とキー溝がガタガタです。 端面には一周溶接をしてました。 鋳物に溶接=カリンカリンの硬さになってます(^o^ ;) ![]() 軸径とキー溝もガタガタです。 これだとプーリーが踊りまわってます。 なので溶接で止めていたと思われます。 ![]() 組み立ての順番。 ![]() 各パーツごとに形状・寸法をスケッチします。 ![]() プーリー。 ![]() ブラケット。 ![]() 弊社では色んな機械修理をさせてもらっていて、スケッチも各パーツ毎に 色々とやっておりますが、構造が単純でない場合、 必ず「組み立て図」を作成 しています。 組み立て図を作成することで、各パーツの位置関係やクリアランスや構造を 目で見て確認することができる為です。 手間の掛かる作業にはなりますが、とても大切な工程であり、組み立て図から 各部の干渉が発見されることもあって、その場合は部品寸法を変更しています。 「修理を受けたからには使える状態に確実に復旧する!!」 の信念でずっと機械修理屋をさせて頂いております(^^) |
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