「今よりもっと」をカタチに。
牟田鉄工有限会社
 
 
 
 
 
 
2019/9/25

山笠の台車修理⑨ブレーキ用の木枠準備

山笠の台車に取り付けるブレーキ用の土台を木枠で作ります。
 
その木枠にはブレーキの他に山笠本体の飾りが上から降りてくる為、両サイドで受けれるよう飛び出した形になっています。
 
ポイントになるのは、
 
「木を鉄にどうやって固定するのか
 
です(^^)
 
 
簡単に、且つ、しっかり固定する強度も必要ということで方法を検討した結果、
 
「ボルトとナット締めで行こう!」
 
となりました。 
 
 
木枠の形。この位置でしっかり固定できるようにします。  
 
 
寸切りボルトが通る穴を空け、ナットをかわす為の座グリを入れます。 
 
 
ナットが埋まる深さまで座グリします。 
 
 
このような加工を各部入れます。
この加工のお陰で、この木をひっくり返した時にナットが邪魔になりません。 
 
 
木枠全体がしっかり固定できるよう、締め込む箇所を各部に配置します。 
 
 ・角パイプの方にタップ穴を立て、 
 ・そこに寸切りボルトを入れ、
 ・そのボルトにナットを掛けボルトを固定し、
 ・その上に木枠を乗せ、座グリでナットの出をかわし、
 ・木枠から飛び出たボルトに座金+ナットを掛け、固定する。
 
という手順で締め込みます。
 
さらに、ナットは絶対に緩まないよう、寸切りボルトを締め込んだ後に角パイプとTig溶接し、ガッチリ固定します。
 
これでバッチリ固定できるはずです(^^)/