「今よりもっと」をカタチに。
牟田鉄工有限会社
 
 
 
 
 
 
2019/9/3

石の破砕機修理①現状確認

「石を破砕する部分(外周が凸凹になっている部分)を外してもらいたい。外すだけで良いので。」
 
とお客様が現物を持ち込まれました。
 
凸凹の部分で石を細かく粉砕する機械みたいです。
 
”現場で何とかバラそうとしていたが、全然外れない”とのこと。
 
 
現物を確認したところ、どう言う訳なのか勾配キーが異常に飛び出ています。 
 
しかも、勾配キーを叩き抜こう!とトライしてもビクともしません(^^;)
 
この品物が組まれた時にメチャクチャに叩き込んだと思われますが、この勾配キーの飛び出し方は異様です。
 
外周を外側に軽く叩いても何の手応えもありません。
 
また材質を見た所、鋳物でできていたので割れる可能性もあって力任せに叩くこともできません。
 
 
勾配キーを外し、外周に凸凹がある部分を取るだけの予定でしたが・・・ 
石の破砕機の歯車抜き取り。歯車が抜けなくて困っているとのこと。
 
通常、勾配キーは深く打ち込んでこそ本来のチカラが発揮されるもので、頭が入り込むまでは打ち込まない(打ち込めない)ものの、これでは流石に頭が飛び出し過ぎです(^^;)
 
ほとんど勾配キーは機能していないはずです
 
 
勾配キーがこれだけ飛び出ているのは違和感しかありません(^^;) 
軸端の勾配キーが異常に飛び出し。何かが変。
 
何とか外せないものかと色々と試しましたが、今回はこの状態で外す事は不可能と判断し、代替案を提案してお客様の連絡を待つことにしました。