「今よりもっと」をカタチに。
牟田鉄工有限会社
 
 
 
 
 
 
2019/8/22

ランナーのクラッチ修理①現状確認~分解

「ランナー(コンクリート用の鉄筋を引っ張る走行カート)のクラッチが動かない為、至急見てもらいたい」
 
とお客様から連絡を受けました。
 
 
ついに交換の時期を迎えてしまったかな?と思いながら現物を引き取りに伺いました。
 
ランナーを持ち帰りクラッチを確認した所、片方のクラッチが全く機能していませんでした。
 
ランナーを自社で設計・製作したのは数十年前。
 
以前、ブログにもプーリーの修理で書いた(2018.7.26記)あのランナーです。
 
 
エンジンや足回りやその他の傷んだ個所をその都度メンテナンスして来ましたが、遂にクラッチが寿命を迎えたようです(^^;)
 
クラッチは、
 
 
 
納期が少し掛かるみたいですが、すぐに注文を掛けました。
 
 
クラッチ部。片側は滑ってしまい機能していません。 
クラッチの切り替えが故障したランナー(鉄筋コンクリートの鉄筋を引っ張る装置)
 
 
クラッチを外した所。 
クラッチ部を含む駆動軸を取り外し、 
 
 
クラッチ。 
バンノー精機のクラッチを使用した駆動軸。
 
 
悪い方をバラシてみると・・・ボロボロのカスが! 
クラッチを分解。クラッチ板が無い?
 
 
摩耗で板の歯の部分が無くなってしまっています。 
クラッチ板が摩耗して機能してなかった。
 
板が割れてます。 
残ったクラッチ板もボロボロの状態!
 
 
長い間よく頑張ってくれました。 
駆動軸の分解完了。ピローやプーリーも分解&清掃。
 
後日、新しいクラッチが入荷し、すぐに製作・組立・調整に取り掛かりました。