「今よりもっと」をカタチに。
牟田鉄工有限会社
 
 
 
 
 
 
2019/5/3

車輪と軸 ③スプロケットの穴が。。。

このスプロケットもダブルのキーだったので、丁寧にケガいてキー溝加工を実施しました。
 
刃先を焼入れしているタイプだったので、「もしかして」と思いキー溝加工後に穴径を測定。
 
 
。 。 。「やはり!」
 
 
縦と横で穴径が0.01楕円になっていました。
 
外側を焼入れしている肉が薄いタイプのキー溝加工は、以前に内径が楕円に変形した経験があったので、今回も可能性があると思い確認した所、案の定変形していました。
 
軸とのクリアランスを0.01mm~0.02mmしか取っていなかったので、この状態では軸に入りません。
 
そこでフライス盤にて穴径を修正することにしました。
 
ピックテストを使い慎重に中心を出します。  
 
削り代が片肉0.005mm~0.01mm!!
正確に中心が出せるかどうかがポイントになります! 
 
丁寧に加工し、狙い通りの寸法に無事加工できました!(^^)/
 
後は軸に上手く組み込めるかどうかになります(^^;)