「今よりもっと」をカタチに。
牟田鉄工有限会社
 
 
 
 
 
 
2018/4/9

平面研磨機のドレッサー故障&修理

焼入鋼を社内で研磨していた時のこと。
 
 
「あれ?ドレッサー(研磨の砥石表面を整える道具)が動いてない?」
 
 それまでラチェットで自動で回っていたはずなのに。
 
手で回してみる。
 
・・・回るがちょっと固い。
 
パイプレンチで様子を見ながら回してみる。
 
・・・軽く回る。
 
でも手だと固い。
 
もう少しパイプレンチで回してみる。
 
・・・変化なし。
 
もう少し、もう少し、もう少し、、、
 
ん? 段々固くなってきた。
 
もう少し、もう少し、もう少し、、、
 
 
 
????
 
 
 
何の抵抗も無い?
 
 
カバーを開きドレッサーを取り外し、分解。
 
 
ドレッサー本体は予想以上に精密な構造になっていて
分解に苦労しました。
 
 
分解してみると、やっぱり!
 
メタル(下の写真)の中がネジ切れている。
 
 
パイプレンチで回しすぎました。
 
壊れた後に知りましたが、最初に構造を確認していたら
実は簡単に解決できた問題でした。
 
 
分解した物を一通りスケッチ。
 
 
・メタル製作
 
・軸の手入れ
 
・ダイヤモンド部分を製作、取替え
 
 
を行い、組み立て。
 
 
 無事に元の状態に戻りました。