2022/3/30
|
|
ギア軸入れ替え:軸の抜き取り迄 |
|
『ギア(歯車)に組んでいる軸が傷んでいるので取り替えて欲しい』 との依頼をお客様から頂いたので修理しました! 持ち帰ったギア軸。 歯車の外径はΦ300mm少しあります。 歯車に軸が組み込まれていますが、この軸が傷んでいました。 この軸を含めた全体を一通りスケッチして行くのですが、グリス等で結構汚れていたのでまずは修理の基本中の基本である『掃除』をします(^^) グルス等の汚れをキレイに取ることでスケッチの効率が上がるのは勿論ですが、 損傷の確認もし易くなるので清掃は大事になります。 掃除完了!キレイになりました(^^) これでスケッチがスムーズに行えます。 歯車の外観も一通りチェックし、割れ等が無い事を確認。 スケッチ完了後、軸とギアを分解します。 ちなみにギアは鋳物、軸は炭素鋼でできていました。 ギアと軸は焼き嵌めして組まれていたので、単純に『叩いたら外れる』という訳には行かず、人力では無く油圧ジャッキを使って慎重にバラシます。 油圧ジャッキを使って軸とギアを分解。 ギアが鋳物なので無理矢理押したりすると割れる可能性もあるので 気を遣いました(^^;) この後、ギアの内径の状態を確認(傷んでいる場合は修正加工)し、スケッチ図を元に『軸を製作⇒焼き嵌め』の流れとなります(^^)/ |
|