2021/6/23
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ボーリング(横中ぐり盤)での内径キー溝加工! |
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お客様から大型製缶品の加工依頼を何点か頂いたのですが、その中の一つに、 『パイプ内径のキー溝加工』 がありました。 それもダブルで距離も長いです(^^;) 通常、内径のキー溝加工はブローチ盤やスロッターで加工していますが、長尺パイプの内径にキー溝加工となると両者とも候補から外れます。 セーパーでの加工も出来ないことは無いのですが、加工物が大きい為に加工スペース確保で工場内の機械を移動しないと段取りできないので最適ではありません(^^;) 以前にも同じような形状の加工を行ったのですが、その時は『プレーナー(平削り盤)』があったのでプレーナーで内径キー溝加工を行いました。 ちなみにプレーナーのテーブルサイズは幅1mX長さ3m、ストロークも3mで長尺品の加工を得意としていました。 でも今はプレーナーが無いのでどうしたら良いかと考えたところ、 以前に自社設計で製作した『自作のアングルヘッド』をロングバージョンで新規製作するのはどう?? という流れになったのでアングルヘッドを新たに設計しようとしていた時、ふと、 『ボーリングを使っての突っ切り加工は!??』 を思い付きました(^^) 工具を回転させずに直線運動のみ。 刃物の切れ味だけで勝負します! 頭の中では加工できる!となっていましたが実際に削ってみないと何とも言えないので、径と厚みが同じようなパイプで試削してみることにしました。 長さは今回の製缶品と比べると全然足りませんが、試すには丁度良いサイズ径のパイプが工場内にあったのでそれを加工。 すると・・・・・ 試削用のパイプをボーリングにセットして加工。 写真は加工後。 上部にキレイなキー溝加工を入れることができました(^^)v 後ろ側から。 切れ味が良かったものあって胴中の逃げは全く無く同じ溝幅で加工できました! 予想以上にキレイに削れていました(^^)/ ボーリングでアングルヘッドを使わないキー溝加工はたまたま思い付いた作戦でしたが、想像以上の仕上がりで、本番の製缶品加工に向けて良いデータを得る事ができました(^^)v |
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