「今よりもっと」をカタチに。
牟田鉄工有限会社
 
 
 
 
 
 
2021/3/22

大きなブレーキドラム加工①旋盤加工

大きな工場に設置されている天井クレーン。
 
工場の中を縦横無尽に行ったり来たりして重たい品物を頑張って運んでいる働き者ですが、そのクレーンに使われていてブレーキの芯金になる『ブレーキドラム』(ブレーキパッドが当たる部分)を製作しました。
 
 
材質はFCD(ダクタイル鋳鉄、球状黒鉛鋳鉄)になります。
 
 
ブレーキドラムの素材。
写真では小さく見えますが、重さは数百キロあります(^^;) 
炎上クレーンのブレーキドラム。材質はFCD、仕上がり径Φ500。
 
加工の順番は、
 
①旋盤加工
②マシニング加工
③内径にキー溝加工
 
となります。
 
重量が結構あるので慎重に段取りして行きます(^^;)
 
 
旋盤で全面加工。
一部チャッキングの関係でどうしても加工できない部分が出たので、
マシニングでの穴加工時に一緒に加工します。 
旋盤で振り替えながら大きなブレーキドラムを加工。底部のRはR30もあります!
 
旋盤加工後マシニングセンターに段取り。
 
 
たわみ軸継手用の穴加工をマシニングで行います!
それと同時に旋盤で加工が残った部分も削ります(^^)/ 
マシニングセンターにブレーキドラムを段取り。外径Φ500に対してテーブルサイズが850x2200なので余裕を持って乗せることができます。
 
 
次はマシニングでの加工になります!