「今よりもっと」をカタチに。
牟田鉄工有限会社
 
 
 
 
 
 
2020/3/7

砲金の半割メタル(すべり軸受)製作③仕上

半割メタルが無事にはんだ付けできたので、その後慎重に仕上げ加工を行っていきました。
 
 
 
旋盤での仕上げ加工時、
 
「きっとバッチリ付いているから大丈夫!!!・・・なはず(^^;)」
 
と、少しの心配はありましたが、全く問題なく最後まで頑丈にくっついた状態でした(^^)/
 
 
旋盤加工終了!!
はんだ付けはバッチリ付いてました! 
割メタルの旋盤仕上げ加工。はんだがキレイに付いてます。
 
旋盤加工を終えた後は、「半割メタル」と言われるように、再び半分に割って、手入れ&油穴等の加工を行います。
 
 
と、はんだ付けの仕方に続きここでも再び問題が!
 
 
 
 
 
「・・・どうやってバラシたらいいんやろか??(◎o◎;)」
 
 
 
バッチリ付いていたのは良かったのですが、今度は離し方が分りません(笑)
 
 
しかし、ここでもベテランの先輩(会長・社長)の経験が活かされ、問題は一瞬で解決しました(^^)
 
 
バラバラになっても組み合わせが分るように離す前に合いマークを入れ、無事に全部バラシ終えました。
 
 
バラシた所。
はんだが薄く綺麗に付いていたのが分ります。 
割メタルを離したところ。バラシにコツが必要でした。
 
はんだの手入れはペーパー(紙ヤスリ)の高い番数で行います。
 
 
ペーパーで手入れ後。
少し擦るだけで地肌が見えました(^^) 
割メタルのはんだ除去手入れ。
 
手入れ後、フライスで油穴等の加工を行い、油溝周りを滑らかにR手入れして、遂に完成です(^^)/
 
 
油穴と油溝周りを小さいルーターで滑らかに手入れします。 
割メタルの油穴加工。
 
 
全ての内面側を滑らかにR手入れして完成です! 
割メタルの油穴周りを滑らかにR手入れ。
 
 
砲金の半割メタル完成しました(^^)/
短納期で無事に完成した割メタル。
 
 
今回、短納期ということもあり、絶対に失敗が許されない状況でしたが、無事に任務完了できてホッとしました(^o^;)
 
それと同時に、昔ながらの技術を伝えていくことの大切さを実感した加工でもありました(^^)