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牟田鉄工有限会社
 
 
 
 
 
 
2019/7/8

ホワイトメタル(バビットメタル)補修②インゴット購入~試作へ

ホワイトメタル(バビットメタル)には1種~10種まで11種類があり、
 
軸受の使用負荷状況から今回は2種=WJ2を使うことにしました。
 
さっそくインゴットを材料屋さんに問い合わせて引取りに行きましたが、2種はなかなかのお値段でした(^^;)
 
インゴット。 1個2.5kgあります。
 
溶かして入れる受け型。 
 
 
流し込む重量を計算し、600gで試します。 
 
溶けたホワイトメタルを型に流し、肉盛を想定してさらに上から重ねてみます。 
冷え固まるスピードが速く、さらに簡単に型から外れました。
上盛と下盛がきちんとくっついているのかが気になります(^^;)
 
今回実験してみて解ったことは、
 
「鉄には直接くっつかない」
 
ということでした。
 
ホワイトメタル溶着の基本的な流れは、
 
①溶着する素材をショットブラスト
②錫(スズ)メッキ
③ホワイトメタル流し込み
 
となっていて、特に②錫(スズメッキ)がないと鉄には溶着しないんだろうなと感じました。
 
今回求められている修理期間内では、①②を実施するのは時間的に不可能なので、最短期間で最善の補修ができる方法を探します。